本当に行くのね

成田出発前日の７月５日（日）からこの旅は始まります。

朝８時過ぎ、名古屋駅までラパ子でダーに送ってもらいます。
「行って来ます」と助手席のドアを閉めると
「上着、上着！」とダーの声。
後部座席に置き忘れた長袖パーカーを受け取りつつ、いきなりの忘れ物に凹みます。

ああ、出鼻からこんなんで無事に帰ってこられるのだろうか？？
いつもいつもダーを頼っていたけれど、本当に一人で大丈夫なの？？
バスツアーの集合で賑わう西口を横目に、少しうつむきながら新幹線のホームへ上がります。

すると、「う、トイレ行きたい・・・あ～緊張してるぅ～～」
（リアルきさをご存知の方はご承知でしょうが、通常のきさはとてもトイレが遠い）
まだ乗るべき新幹線の時間には余裕がありそうなので、待合室の階に下ります。
置き忘れ物が無いように、何度も確認しながら再びホームへ。

乗り込んだ新幹線のドアが閉まって、東へスピードを上げて行きます。
新幹線でのお菓子旅は何度か経験したけれど、今日のこの旅はいつもとは違います。
無理をしないように、何事も無く明日が迎えられるように・・・

出発前日に一人で居る時間を極力少なくしたい、と思いパリ～アルザス予習と称して自転車系オトモダチにお付き合いいただいて夕方までは過ごしました。
＊この詳細は後日アップしたいと思います

出発前夜の食事はやっぱり和食にしたい、と思いお菓子を通じて知り合えたKさんにお付きあい頂きました。
彼女とゆっくりと話すのは初めての機会なので、夢中で話す間は明日からの不安を忘れる事ができました。

今夜はホテル日航成田に宿泊します。東京駅近くから直行バス付きに６５００円の格安プラン。
２１：３０のバスの出発までKさんは見送ってくれました。
ドアが閉まって、いよいよ一人きり。いえ、明日からは１５人の旅なのに。
だけど、不安の方がずっと大きくて、一人ぼっちになったような気がしていたのです。

２２：３０ ホテルに到着すると部屋には先に送っておいたスーツケースが届いていました。
荷物の整理をして目覚まし時計をセットして、シャワーを浴びて布団にもぐりこみます。
一日歩き回ったお蔭で割合と早く寝付くことができました。

明日はいよいよフランスへ向かいます。