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POTERIE ERNEWEIN-HAAS工房 [7月9日(木)]

3泊お世話になったストラスブールのホテル・メゾンルージュをチェックアウト。
お迎えに来たバスは、普通の大きさのベンツの観光バスでした。
おかげで広々と使えます。しゃべりたい時は二人並んで座り、休みたいときは2人分の席でだら~っとして。

ドライバーはドイツ人のクールガイ。
「この辺りの道が判らないので、迷うかも。」・・・ははは、そうですか。ココでは日本の常識は通じない。
(他の参戦者によると、いきなり逆走しながら旧市街を出て行った模様)

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北へ1時間ほどバスに揺られてSOUFFLENHEIM(スフレンアイム)という街へ。

アルザスの料理・お菓子に欠かせない陶器を求めてやってきました。
POTERIE ERNEWEIN-HAAS(ポトゥリ・エルヌヴェン・ハンス)工房を見学させていただきました。

朝の9時という早い時間にもかかわらず、息子さんが丁寧に案内をしてくださるのです。
オーナーのお父様は合気道(だっけ?)をされている親日家さんなんだそう。


お店に入ると”いちいちカワイイ©2009Hさん”の売り場に一同興奮。
しかしまずは、奥の工房へ。

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焼き物に欠かせない土は代々限られた家しか採掘することを許されておらず(そうする事で資源を守るのでしょう)ハンス家もその中の1軒。
実際に轆轤(ろくろ)をまわして粘土も触らせてくれました。

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絵付けは女性職人さんたちのお仕事ですが(この日は工場休業日?息子氏しか工房にはおられなかった)
こんな感じですよ、と見せてくれました。

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奥の窯場です。かなりの広さがありました。

皆が順に売り場へ戻り始めたところで、工房の片隅にあるコレが気になって。
この道具、コレってもしかして?と思いFさんに尋ねてもらうと、
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見事な手付きでオバール型を回転させながらカッティング。
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まん丸じゃなくて楕円なんです。すげ~!めちゃめちゃカッコイイ!!
数種類の刃を使い分けて見事な模様を刻みます。
こうしてベッコフ(前日の昼に食べましたな)鍋の蓋が出来上がると言う訳ね。

料理もお菓子も作れませんが、伝統食の元を見学するのはと~っても楽しい。
では、売り場へ戻りましょ。

白い朝ごはん [7月9日(木)]

と、言ってもお米じゃないの。ストラスブール最後の朝です。
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前日の夕方にマルシェで買ったプレーンヨーグルト(最近は小岩井グルメファンを愛食しているけれど、あんなにクリームクリームはしていない・もっと味がある)とフロマージュブラン(乳清ごと全部いただけるくらいウマウマ)
毎朝2杯飲んでいる牛乳、それにダノン(日本のよりずっと美味しい)
さくらんぼ、ペチャ桃もおすそ分けを頂いて♪粉モノが無いけど満足。

牛乳好きにとっては、この上なく贅沢な食卓です。
あいぼくかタカナシの低温殺菌だけ飲んで(もう超高温殺菌はタンパク焼け臭が酷くて飲めない)いても、やっぱりフランスの牛は美味しい。と、いうか超高温殺菌が罷り通っているのが日本だけなんでしょうけれど。
my牛乳用の牛を日本に連れて帰りたいくらいだよ。
でも名古屋の蒸し暑さじゃ、牛も夏バテして美味しいミルクが出ないだろうなぁ。
さわやかな気候と美味しい牧草と、”曾じいちゃんの頃から変わらないやり方”を誇りを持って守り続ける人たち。
それが揃ってこの牛乳になり、ヨーグルトになり、バターや生クリームになって、お菓子になる。

牛乳は工場で作られてるんじゃないんだよ。牛の命の恵みなんだから。

そんな当たり前のことを思い知らされる白い食卓でした。

さて、今日はアルザス縦断バスの旅です。

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