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追いついた! [7月11日(土)]

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メトロを降りて15区にあるPierre Herme(ピエール・エルメ)2号店へ向かうと、お菓子なご一行はそろそろお買い物を終えるところでした。
きさはまだ先ほどの興奮冷めやらぬ状態だったので中には入りませんでした。
後で思い返すと勿体無かったなぁ、と思えるのですが、そのときはもう一杯一杯で。
今年のお正月はニューオータニに2回も行けたんだから、良しとしなくては。
いやいや、やっぱりパリのエルメは別モノだよ~って、今更ですが(笑)

この時のきさは、次のお店に間に合ってヨカッタ!という思いだけだったのです。
デュシェーヌさんの次に行ってみたかった凄腕パティシエールのクールなお店

De Gateaux et du Pain (デ・ガトー・エ・デュ・パン)
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一見するとケーキ&パンのお店とは思えないシックな佇まい。
店内も同様にモノトーンの落ち着いた雰囲気(店内は撮影禁止)でした。
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生ケーキはさっきたっぷり購入したので、きさのターゲットは焼き菓子とパン。
運良く日本人の女性スタッフさん(もちろん職人さんとして入られたのでしょうけれど)に対応してもらえたので、色々と尋ねながら選ぶことができました。
ココで購入した主なものの詳細は、また後で。

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お店の目の前の中央分離帯にある小さな公園で、さっそく3軒分のお菓子のご開帳となりました。
多分、お店の中からお菓子なご一行の戦は丸見えだったんじゃないかなぁ~
1つのベンチを取り囲む15人、そしてその周囲には鳩がぞろぞろと。
「ちょっと~このお菓子やパンは凄いご馳走なんだからねっ!」
そんな声は鳩に聞こえているのかいないのか(笑)

パリらしい華やかなお菓子の競演と相成りました。


ピエール・エルメ
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デ・ガトー・エ・デュ・パン
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ローラン・デュシェーヌ
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後から後から出てくるお菓子とパンの祭り状態に、あ~凄いツアーだわ!と再認識。
まだまだあるのよ~

Laurent Duchêneで泣き笑い [7月11日(土)]

土曜日の朝10時半、お客さんはひっきりなし。
この辺りは観光客など誰もいなさそうなエリアで、そういう場所に構えておられるところも凄く惹かれます。

一見すると地味なこのコたちも、きさ的には凄くツボ。そうそう、こういうのが無いと!
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アントルメも素晴らしく美しくて、上の棚のミニャちゃんたちの可愛さといったら!!
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迷惑にならないように、少しずつ店の中に入ります。写真も少しだけなら、ということで少しだけ。
ケーキは人目惚れしちゃうものばかり、写真に撮れなかったけれど
パンが凄いの!
それはそれは美しいコたちばかりで、さすがはデュシェーヌさんっ!
そしてパンの棚のところに、美しいケークが少しだけ並んでいました。
Yさんに「日持ちがどれくらいか聞いて~!お願い~~!」(ことごとく人頼み)
Yさんが若いスタッフさん(メガネ君)に英語で尋ねてくれました。5日OKとのこと。

絶対このコは日本に連れて帰らなきゃ!

プティガトーも見れば見るほど悩ましく、
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でも右端のあのコは絶対、絶対外せないよね!!
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この焼き込み系はスルー出来っこない!ヴェリーヌも可愛い~っ!!
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メガネ君に手を上げて、持てるであろう量?を指さしながら注文。
クレジットカードを出すとメインのカードが使えない。
予備に持ってきていたカードは大丈夫だったのでホっ。
ケーキは大箱じゃなくて、2~3個に分けて下さい、と滅茶苦茶な英語で頼んで。

DSCF7620.JPGデュシェーヌシェフが出ていらしたので、Fさんに日本から持ってきた写真を渡してもらいました。
今年のバレンタイン商戦ルレ・デセール日仏コラボの行脚で来名された時のもの。
その時にサインもして貰ったデュシェーヌシェフだけのショコラBOXも見せちゃう。
すると、シェフは笑顔で写真を撮りましょう、と仰ってくださったので一緒にパチリ♪
来年も名古屋まで来てくださるとイイなぁ・・・
その時には、この写真を持って行かなきゃ!

皆も買い物が終わったので駅へ戻って歩きます。
早くこのケーキたちを食べたいなぁ~って思いながら、ふと前を行くSさんを見ると透明なショップの手提げの中にはプラケースに入ったケーク。きさとは違う種類のですが、やっぱりSさんも買ったんだ~と思い自分の袋を見ると、

パウンドケークが入ってないっ!!

どうしよう?!
アレは絶対に家でダーと一緒に食べたいのに。
でも今日は予定がきっちり詰まっている、たとえ5分だって自分ひとりの勝手で行程を遅らす訳にはいかない。
どうせ午後の製菓道具屋さん巡りからは単独行動するつもりだったんだから、それが少し早くなるだけ。

「Fさん、すいません。どうしても買って帰りたかった注文したはずのお菓子が入っていないので、ココで離脱して引き返しても良いですか?」

するとFさんは直ぐに「私も一緒に戻ろう。」Mセンセイには「次に行くお店まで皆を連れて行けるよね。」と。
躊躇しましたが、結局皆には「申し訳ありません。」と謝ってFさんには一緒にお店に戻って頂くことに。

早足でお店に入ると、きさの顔を見るなりさっきのメガネ君が「さっきはゴメンね。」という表情で除けてあったケークとクッキー2袋(クッキーは現物見るまで頼んだことを忘れていた)を手に取りました。
結局ケークとクッキーはレジを打っていませんでした。
シェフも気付いて下さって、「クッキー1袋を指さし、コレはcadeau(カドー・贈り物)だよ。」って。さらに

ルレ・デセールのカレンダーも頂きました。

デュシェーヌシェフ、やっぱり素敵な方だわ~!
無事にケークとクッキーを受け取り再び早足で駅に戻る道すがら、パニックから一転、笑顔の展開に涙がこぼれてしまいます・・・高だかお菓子の事だろうに、と思うでしょうけれど。

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たった一人の我侭のためにFさんが付き合ってくださったのは、きさがあんまりにも必死の形相だったことと、Fさんもローラン・デュシェーヌシェフのお人柄が気にいってくださったからではないかなぁと思いました。

皆を追いかけて乗った地下鉄の車内、二人で座っていると隣にヴァイオリンを持ったおじさんが。
Fさんが何かの曲を口笛でリクエストすると、それに応えて演奏が始まりました。
やがて下りる駅となり、Fさんはおじさんにコインを渡しホームへ。
先ほども地下鉄の乗り換え口で演奏をしているバンドだったり、他の車内ではアコーディオンのおじさんもいたり。
(構内で演奏している人たちはパリ市の許可があり、車内の人は許可なしで乗客に一人という立場らしい・帰国後調べました)
車内で演奏が始まっても、パリっ子たちは結構クールなんです。観光客相手なのかもしれません。


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