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アルザスって [決心まで]

フランスのアルザスは、ライン河を挟んでドイツと接するため独特の文化が育まれたエリア。
食べること以外で思いつくのは、小学生の頃に国語の教科書にあった「最後の授業」くらいのもので(この文学作品については様々な事情により今は教科書にとりあげられていないらしい)あとは何もわからない。

近年きさのフランス伝統菓子への想いは強くなるばかり。
その中でもアルザスのお菓子に何かと縁があることに気付いて。
そして今年の名古屋サロンデュショコラでの浅見シェフとの出逢いが、いつかアルザスへ行ってみたいという気持ちにさせたのです。

doblogのkisake日記のテキストのみ抜粋して以下へ転載。

パティスリー・キュブレー 浅見シェフ
2009-02-01 21:26:00

2006年のシャルル・プルースト杯で準優勝された浅見欣則シェフはアルザス地方のストラスブールの老舗パティスリー・キュブレーでチーフを任されておられる方。
32歳にして10人のフランス人スタッフを率いて毎週末にはアントルメを100台以上こなしあるときは、翌日までにプティフール数百個のケータリングをこなす。それがフランスのパティスリーなのだとか。
アルザス地方はとても豊かなところなので、チョコレートは無理ですが主要材料の素晴らしい果物、乳製品、粉が安く入るそうです。
試食はショコラバーで初日に食べたオリエンタルが1つ。(・・・何故かセミナーによって試食費用の差が烈しいのよね)
「どのように食べたら良いでしょうか?」と進行の方
「色々あるでしょうけれど、僕はナイフでカットして断面を楽しんで欲しいですね。」
シェフじきじきにナイフ使用許可が下りたのでいつものでカット。うっかり目に付くところで作業してしまうが、シェフ嬉しそうなので良し(笑)やっぱり品の良いお味ですね。

後半はシェフの現地での写真を拝見しながらのトーク。
「フランスでは自分の意思をはっきり伝えることが大切です。日本のように遠慮していると、何を考えているのかわからない、と不審がられてしまいます。」
パティスリー・キュブレーの店内素晴らしく美しい!
プティガトー、アントルメ以外にもショコラ、パン、惣菜、ケータリングとフランスのパティスリーの仕事は多岐にわたります。
ショコラも250g以上のものが普通で夏でも売れるし、日本で売られているような4個~8個箱なんてありえないみたいです。クリスマス~年末(カレンダーを模したケーキを食べる習慣があってクリスマスの忙しさが二度あるそうです)~エピファニー、と息つく暇もないそうです。
「フランスやベルギーに行って食べたケーキが思ったほど美味しくなくて、やはり味覚の好みが違うのでしょうか?」との参加者の方からの質問に、渡仏されたばかりの頃は重たいと思ったそうですが、暮らすうちに冬には(それまでお好きでなかった)バタークリームのケーキが食べたいと”体が求めた”そうです。やはり旅の一日ではわからないものでしょうね。


浅見シェフとアルザス
2009-02-01 22:04:00

セミナーの続きです。アントルメも色鮮やかなものばかり。「フランスでも年配の方はお酒がしっかり効いて甘いものを好まれますが、若い方は変わってきているそうです。でも日本のショートケーキようなものはありませんね。」
きっとフランス人にとってケーキ、と言ってイチゴショートが出てくるのは「お寿司を。」と言ったら「スパムおにぎり」が出てくるくらいなものかも。
パティスリー・キュブレーのみなさま。MOFのオーナー(コックコートの襟がトリコロールなのが証)は現在は経営に専念されておられるので、浅見シェフが現場の責任者。ヴァンドゥースさんたちについては「気の強い人ばかりです(笑)」何処の国も女性が強いのは同じですね。
シャルル・プルースト杯の時の話。「緊張しなかったんですか?」「見てもらっている方が頑張れます。」お話ぶりからも、非常に前向きでパワーがあふれているのを感じます。
表彰式の写真です。この時の審査委員長はエヴァンさまだったそうです。
「今後の目標は?日本にお店は?」の問いに「まだこちらで頑張って、まだ日本人が持っていない資格(当然MOF)を取りたいです。」と力強く語られました。

セミナーの後に少しお話させていただきました(予算の都合上ショコラ買えなくて申しわけなかった・・・)
実はセミナーの途中で質問があれば、とマイクを向けられたものの、咄嗟に気の利いた質問も思い浮かばす「後で個人的にお尋ねさせてください。」と答えました。
シェフはきさの顔を見つけるとすぐに声を掛けて下さいました。
「失礼な質問かとは思うのですが・・・シェフが今好きな、もしくは尊敬する方を教えて下さいませんか?」
「アルザスで修行された寺井シェフは生地の美味しさが素晴らしいです。それに木村シェフですね。」
「やっぱり、そうですか!寺井シェフのお菓子、大好きなんです!!もちろん、木村シェフも好きなんです。」と言いつつバッグを見せる(爆)
「名古屋の方なんですよね?(笑)」
「ええ、そうです。でも寺井シェフのお菓子食べるために東京には何度も。」
「フランスには?」
「いえ、全然。東京だけで精一杯で。」
「是非アルザスにいらして下さい。パリじゃなくて、ドイツ経由で(^^)」
浅見シェフがMOF、そしてルレデセールを取ったらストラスブール行きたい!
5年、10年・・・もっと先かもしれません。いつかその日が来たら、あの時myナイフでショコラをカットして食べていたお菓子なきさを思い出してくださるかしら?


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