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コルマールで1泊 [7月10日(金)]

とりあえず、前夜のことから・・・
前日の9日は今回の旅の中でも最もハードな一日でした。
フェルベールさんのデモンストレーションを終えてコルマールのホテルに到着したのは夜の9時。
MERCURE CENTRE UNTERLINDEN(メルキュール・サントル・ウンテルリンデン)という欧州チェーンの1軒に1泊。
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前日までの(まるでクララの家のようだった)クラシカルなホテルとは一転、現代的なホテルでした。
部屋は狭いものの、機能的な水廻りと部屋に冷蔵庫と電気湯沸し&マグカップ(とインスタントコーヒー)があり、疲れきった身にはありがたかった。
このホテルでご一緒してくださったのは、きさ以外で唯一の初海外のHさん。
Hさんにお味噌汁を部屋で飲んでも構わないかと尋ねると、「ぜんぜん。梅干持ってきたのよ。」って。
お口に合うかどうか不安でしたが赤だしを半分っこ。
そして和歌山がご実家のHさんからと~っても美味しい勝喜梅という高級品をいただいて夜ごはん。
はぁ~ホっとするねぇ。でも、荷造りが終わるまでベッドに入る訳にはいかないのよ(涙)

翌日夜にはパリへ移動する飛行機に乗る、そのときのスーツケース計量が中間テスト。
これぐれも各自責任を持って20kgをオーバーしないように、とFさんからお達しがあったのです。
整理整頓が苦手なきさにとっては、もう本当にヤバイ状態。
なんで??と言いたくなるくらいHさんのスーツケースはすっきりしてるのに。
結局ベッドに入れたのは、当然のように日付が変わってからだったのでした。

10日の朝食は6:30~
でも食堂に下りて行けたのは7時半を廻っていたのです。
パンの横にクグロフ(好きなだけ自分で切ってね)があったりして。
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チーズも少しずつ取って、席はどこに座る?と思ったところに他の参戦者の方が「あっちの奥よ。」
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食堂の奥のバンケットスペースにお菓子なご一行様用に大きなテーブルが2つ。そして、
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あぁ、コレが有ったんだ(って忘れとったんかい!!)
すいません、今日はあの店のお菓子の事で頭が一杯でして・・・

フェルベールさんのタルト、ミルティーユ、フランボワーズ、両方のミックスの3種類。
どれも美味しかったけれど、ミックスが一番好みでした。
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この日の朝ごはんの全貌
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やっぱり全体的に白いわ(笑)
だって牛ラブなんだもの~

そしてダノンを食べ尽くす参戦者たち。ダノンだって美味しいフランスです。
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甘みなしのプレーン、甘いプレーン、フルーツ味が下に入ったもの
ラベルもそれぞれお洒落で、コレを日本に持ち帰ると言い出す参戦者も。

時間ギリギリにロビー階に下りると、Fさんがスーツケースを持ち上げる
「ダメダメ、全然。」、と容赦無い(悪いのはこのワタシだが)
バスに乗る前にもう一度荷物を入れ替える時間が少しだけあるので、そのときに頑張ることに・・・

コルマール散策その1 [7月10日(金)]

朝9時にホテルを出発して、COLMAR(コルマール)を歩きます。
さすがにまだ観光客の姿は無く、静かな街にお菓子なご一行の貸切り。
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コルマールはアルザスの南部一の街なので有名な博物館もあったりしますが
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まだ開館前なのでスルー。開いていても・・・寄ってる時間はないのよ。DSCF7186.JPG
広場の噴水を彩るお花たちの中にルバーブが!
こんなセンスはフランスならでは、と感心の一同。大根じゃ絵にならないもんね。
ふと辺りを見回すと、思わず脱力だぁ~ってお店が。

レストランジャポネーズ、その名は

NAGOYA

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なぁ~んでフランス気分絶好調の朝に、
よりによって、
見たくなかった、
と、言いつつ近づいてメニューを写す自分(爆)
赤提灯までぶら下がる始末

ストラスブールで見かけたSushido同様、寿司&刺身&焼き鳥でありました。
それに舟盛りが目立つの。フランス好みなのねぇ(笑)
なんでも名古屋に居たことがあるフランスの方のお店らしい。

さて、行きましょう。
ウインドーショッピングの楽しいことよ!
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かわいい籐のバスケットが並びます。

リネンのお店らしいのですが、
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壁につるされた布飾りがとってもかわいい。

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チョコレートとコンフィズリーのお店。
ヌガーモンテリマール(メレンゲに蜂蜜やシロップを入れた生地にナッツやドライフルーツをたっぷり混ぜたお菓子)はストラスブールでも沢山店頭に飾られていました。
生地が白だけでなくピンクや茶色の彩り鮮やかなものも多く、大きさも日本ではカットされて売られているものが殆どですが、こちらでは低いドーム型に成形し放射状にカットした豪快サイズが主流でした。

côté FOURとcôté COUR [7月10日(金)]

DSCF7202.JPGクグロフ名人・エルムシュテッターさんの店を訪ねてみると、そこはモダンなお店になっていました。
今のオーナーさんが買い取られてブーランジェリー&カフェのcôté FOUR(オーブンのそば)ブラッセリー côté COUR(中庭のそば)となっていました。
Fさんがオーナーさん?にお菓子なご一行の挨拶をすると、どうぞ、どうぞと中を見学させて下さいました。

次の写真参照・ブーランジェリーは明るめのグレーがテーマカラー、ブラッセリーは落ち着いたトーンのオレンジとお洒落なお店。
周囲のお菓子屋さんは街並みの通りに古典的なところが多いので新鮮です。
入り口入ってすぐに並ぶパンたちも、お店の雰囲気と同様に都会的な感じ。
金曜日の9時過ぎからお店は賑わっていました。中で朝食という人も、バゲットを片手に急ぎ足の人も。

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初めて見学するブーランジェリーの厨房。
「広いねぇ。」「清潔で整理整頓が行き届いている。」と声が上がります。
そこへ日本人のスタッフさんが登場。オーナーさんが呼んでくださったのでしょうか。
いきなりの日本人団体にちょっと驚かれたみたい。
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パンの厨房を通り抜けると、ブラッセリーの席に通じていました。
こちらもとても洗練されていて落ち着ける雰囲気。
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お店の名前の通り、広い中庭が広がっています。
「200人くらいのパーティだって出来るんですよ。」とご自慢。「素敵ね~。」の
女子のリアクションにもご満悦のご様子ので案内をしてくださいました。

続いてブラッセリーの厨房です。こちらは野菜専用の下拵え厨房で、先ほどの日本人の方もお仕事中。
大きくてピチピチのマッシュルームが美味しそう!!
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こっちはお肉専用ですって。ストラスブールで最初に食べた骨髄が掃除が済んだ状態で並んでいます。
まぁ日本だって柚子釜だったり、蟹の甲羅だったり、使うもんねぇ。
肉食文化なら、これもまた当然ということか。
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見学をさせていただいた後は、数人の参戦者が早速パンを購入されたので歩き食べgo!
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美味しくない、訳が無い。
なんでしょうね、焼いてるところから美味しそうな雰囲気プンプンだったもん。
外付け胃袋があったら、もっと食べたいよ~
今日はずっと我慢なの。だって今日のおやつが旅の目的なんだから。

コルマール散策その2 [7月10日(金)]

広場の蚤の市を冷やかしつつ、てくてく。
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Jean(ジャン)というお店を訪ねるはずが、なんだかコチラも様子が違う模様で、
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屋号はJeanのまま、お店もそのままですが、ストラスブールでも訪れたテュエリー・ミュロップさんのお店に変わったのだそうです。
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何度見ても美味しそう(美味しかったし)なんだけど、胃袋も財布も閉じたまま。

コルマールのカテドラルは、美しい屋根が印象的で
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そしてカテドラル前の広場には、広いカフェ付きのパティスリーがあるのもお約束。
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アルザスのケーキ屋さんには必ずクグロフはもちろん、フォレノワールも。
こうして外から見えるようにディスプレイ(もちろん見本ではない!)するのが流儀のようでした。

続いて1873年・コルマール出身の画家・HANSI(アンジ)のショップへ。
ここで少し自由行動となりました。買い物要望が多いのデス。

アルザスの民族衣装を纏った子供たちと風景や伝統行事、日々の暮らしの模様を描いたアンジ。
それは決しておとぎ話の世界ということではなく、アルザス民族の誇りを伝えたかったのでしょう。
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やはり古い時代の作品のタッチは土産物として数多く見られる作品とは少し違います。
初期の頃のものはお値段も相当なので見るだけ。
おそらくココは女子全員お買い物していたんじゃないかしら?
お土産にタペストリーとマグネットを購入。テーブルクロスも大人気でした。
アルザスのお菓子と一緒にアンジのクロス、きっと素敵でしょうね。
限られた時間と重さの中で皆かなり真剣に選んでいました。

先にお店を出て公衆電話を探します。
今朝は職場に電話をする約束をしていたのに、朝のホテルではすっかり忘れていた(爆)
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しかしストラスブールと違って探しても見つからない!
時差のことを考えると(日本時間は17時半)ココで掛けないと・・・
結局Mセンセイの携帯電話をお借りすることに。でもこの時は日本からの音声はあまり聞き取れず。
どうにか問題はないらしいとの応答で一安心。Mセンセイ、ありがとうございました。
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集合時間になったので、もう少し歩きます。

GILG(ギルグ) [7月10日(金)]

続いて連れて行っていただいたのは、マンステールに本店を構えるルレデセール会員店・GILG
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なんだかとってもお洒落なお店。ガチャガチャカプセルの中にマカロンなんてディスプレイもカワイイ!
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びっくりなのは、右のピンクのマカロンタワーに値札が付いていた(いくらかは忘れた)こと。
おフランスでは、ぱーちぃでコレを飾って食べるんかい?!

マカロンも生ケーキも美しい!
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見れば見るほど買いたくなるので、あまり見ないようにしていたのです。
つい、いつも欲張ってしまうから。今日だけはその失敗は許されないから。

ギモーヴもショコラも美味しそう~
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ショコラのボックスの包装紙や
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鍵盤のミニボックス入りショコラ♪
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レコードジャケットのようなビターショコラ。どうやらコルマールでは音楽祭の最中だったらしく(壁にポスターが)、期間限定モノだったのかもしれません。
DSCF7245.JPGDSCF7244.JPGチョコレートの重さには危機感を覚えていたので(それに今朝は重量ダメ出しされたばかり)恐ろしくて何も買うことができません。はぁ~。

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素敵なお菓子を目の前にして我慢する展開、まさかこんな思いをするとは出発前には思ってもみませんでした。
でも我慢、ガマン。
財布のことも、重さのことも、胃袋のことも。辛いけれど、後のお楽しみの為には仕方がありません。

コルマール散策その3 [7月10日(金)]

お菓子なご一行はプティット・ヴェニスへとやってきました。
コルマールはストラスブールとは違い戦渦から免れたので、古い街並みが沢山残っているそうです。
(ストラスブールはカテドラル周辺とプティット・フランスだけは免れたということなのですな・300年掛けて作った大聖堂はさすがに破壊しないでしょう)
で、プティット・ヴェニスはとても人気の観光スポット。橋の上に並んで記念写真撮ったりして、修学旅行みたいに楽しかった!!
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小さな運河を小船で巡る様は、イタリアの水都ヴェネツィアのようで、
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この橋からの景色はとても有名なそうですが、青空と花が溢れる絶好のシーズンに訪れる事が出来てラッキーでした。

すぐそばの広場に移動して、
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先ほどのGILGのお菓子登場!(お店がお洒落なら箱までも!水色×茶色の組み合わせって日本じゃ見かけないような)
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ベンチでご開帳っ!ココでもフラウラ風呂敷が大活躍♪(ベンチが濡れていたのよ)
そして水筒に用意した紅茶(朝食会場でティーパックをもらって部屋でお湯を沸かして準備)もあるのよ。
基本、外ケーキ食のお供はお水になってしまうのですが、少しでも紅茶があるとリセットしやすいし。
自分では全然買わなかったくせに、ありがたくご相伴に与ることに。

ベンチで盛り上がりまくる参戦者たちに、バゲットをたくさん抱えたおじいさんが笑顔で
「Bon Appetit.」(たくさん召し上がれ!)
ああ、フランスに居るよぉ!
広場でこんな事してて嫌な顔されるどころか、こんな大らかに迎えてくれて嬉しい!

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手前のミルフィーユ、この仕上げ方は以前日本某所でエライ目に遭ったことがあったのですが・・・
もちろん、ウマイ!(当たり前だよ、比較するのは失礼な話)
キャラメリゼされたミルフィーユが王道だと思っていたけど、アイシング掛けも美味しいのね。
どれも美味しかったのですが、特に特に特に、
アプリコットのタルトがね、どうにもこうにも美味しいのです。
甘くないザグザクの生地にあんずとピスタチオにMセンセイ&一同唸りまくり。

GILGのトリを務めたのは”スポイト付きサヴァラン”
「注入前に食べたいひと~?」「ハイ。」「はい」ハイ、きさもコッチ派。
うはぁ~美味しいけど1個食べたら危険だよ。3分の1ほど減ったところで、
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ラム注入の瞬間激写(笑) だばだばだば~
相当しみしみです。ラム好きには大変なことであったでしょう。

広場の目の前のお店で軽くタルトフランベを食べましょう、とFさん。
タルトフランベが食べたくない訳ではないのですが、GILGのお菓子を呼ばれたところだし・・・
「すいません、お昼ご飯はパスさせてください。」と離脱。Nっちも同様にパス。
13時までにお店に戻る約束をして、しばらく一人で歩いてみました。

コルマール一人歩き・前編 [7月10日(金)]

タルトフランベでランチを摂る参戦者から脱落し、一人で時間を潰すことにしました。
タルトフランベが食べたくない訳では決してないのです。でもここで食べる訳にもいかないのよ。
限られた時間と胃袋なんだから、何を諦めて何に賭けるか、という判断。

ホテルを出るときに簡単な地図を貰ったものの、全然判らないので適当に1周してみることに。
以下、目に留まったお店などをパチリ、パチリと。

靴屋さん、というよりはリペアショップのようです。
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建物だって靴や服だって、古いものを直しながら大事に使うのが当然。

公園に屋外卓球台、というのはストラスブールのプティットフランスでも見かけましたが
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コレは丸型の4名対戦プレイ用なのね。で、そもそも卓球って外でも出来るの??

そうそう、今はツールドフランスなんですよね~
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ちょうど1週間後にコルマールにやってくるのね。
でもアルザスではツールにちなんだあのお菓子は発見できなかったのでした。

香水屋さんらしいのよ。
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フランスはフレグランスの文化が凄いのです。女性も男性も皆、香りを纏っているの。
日本だと「うっ!」ってなりそうなんだけど、フランスの乾いた風の中では気になりませんでした。

コルマールといえば、宮崎アニメ「ハウルの動く城」でソフィーが住む町のモデル(実際にロケハンしたらしい)なんですって。旅行前に見ておけば良かったかなぁ、と思うも遅いってば。
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もし見てたら”顔の家”を探してたかもしれませんが、コレは”顔無しデコ壁家”って感じ?!

クレープリーとビスキュイテリエ
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入ったらダメ!何のためにタルトフランベ我慢しているの~って事で眺めるだけ。

先ほど皆で写真を撮った橋の反対側にあったお菓子屋さん。いかにも観光地仕様って感じね。
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公園の近くでやっと公衆電話を見つけたのでダーに電話をして、ベンチで一休み。
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フランスでは愛犬家のマナーが悪いらしいと聞いていたのですが、幸い旅行中に被害に遭うことはありませんでした。ワンコのためのおトイレスペースらしい。

コルマールでもヴォージュ山脈のバラ色の石を使った建物はあちらこちらに。
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この運河をゆっくりと船で巡るのも素敵だったんだろうなぁ~

そして、何といっても街中に溢れる色とりどりの花たちの見事さ&魅せ方のセンス!
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目的もなく歩いているだけで本当に楽しい。
とにかくどこを撮っても絵になるんだもん。

もうすこし、一人で歩きます。

コルマール一人歩き・後編 [7月10日(金)]

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皆がタルトフランベの昼食の間に更にぷらぷら。
アルザスはフランスの中でも美食のエリア(ミッドランド最上階のオーベルジュ・ド・リルだってアルザスのイローゼン)ということで、歩いていると様々なレストランガイドに紹介されているようなお店も見かけました。
こちらのお店は平日なら3000円弱から(下の写真はクリックすると拡大します)と気軽に入れそうな感じのブラッセリーみたい。
グランメゾンよりもこんな感じのお店で食べる方が庶民には気が楽だわ(財布も着ていく服も無いし・爆)





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更に歩いていると、なんだかとても食欲をソソる香りが漂ってきました。
写真左・レストランの勝手口からそっと覗くと、ランチタイムで大忙しの厨房が。
2階の窓から緑のカゴに入ったバゲットがチラリと見えます。パンも焼いているのかな??
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写真右・2階の窓のハートが可愛いこちらのお店にもミシュランの表示が。星付きじゃなくても素敵なお店なのかも。

しかしホントにどの建物も素敵なのですよ。右のお家はやたらノッポだし、左のは斜めの屋根裏部屋なんてどんなんなのかしら?なんて思ってしまいます。
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フォアグラの専門店です。怖くて入れませんでしたが、ココはきっと素敵なお店なんだろうなぁ。
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更に歩くと皆の居るお店に戻ってきました。グルっと1周した感じ。ちょうど良いお散歩でした。
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まだ少し早かったのですが、残っていたタルトフランベを1ピースご相伴に与りました。
さっきの厨房からの香りにお腹空いた~って思っていたのでありがたや。

13時前、ホテルに歩いて戻ります。が、15人の隊列が崩れ後ろの参戦者たちは遅れ気味・・・どうしたのかしら?と思ったら、「コウノトリの巣があったのよ。」とARさん。
何気に撮ったサンマルタン教会のてっぺん、コレのことだったのかも。
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コウノトリはアルザスにとってシンボルの鳥。お土産モノにもコウノトリのモチーフのものがたくさんありました。

ホテルに戻ったら会議室のようなスペースで荷物の整理。
スーツケースの荷物をいくつか機内持ち込みのキャリーバッグの中に移して、これでイイかな?と思ったら

スーツケースの鍵が無い!

今、鍵を使ってスーツケースを開けたのに、
荷物の中を見ても、周辺の床を見ても、ポケットにも・・・無いっ!(またかよ!ってツッコミは無しで)
もうお迎えのバスが来て、皆ぞくぞくと乗り込んでいきます。
(Fさんもさすがに呆れられたことであろう)ダイヤルのロックが出来るなら、それでイイから、と。
もう一度床に落ちていないことを確認して、バスに乗り込みます。

昨日の朝~夕方まで運転してくれたドイツ人のドライバーさん&立派なバス。
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これからこの旅のメインイベントだというのに、鍵が無い!ど~しようとブルーな状態。
でもまずは休息を、と車中は爆睡。だって昨日はベッドに入ったのが3時半だったんだもの。
1時間ほどでミュールーズへ到着しました。

JACQUES(ジャック) [7月10日(金)]

もう何から書いていいのか、
・・・未だに信じられません。

まさか本当にジャックに行けるなんて。
このお菓子な旅の概要をMセンセイのblogで知って、このツアーに参加すればジャックに連れて行ってもらえる!
しかもデモンストレーションまで!!
もしも、いつか自力でフランス・ミュールーズまで行ける日が来たとしても
厨房の中まで見学なんて絶対無理な話。
こんな夢のような企画に参加できたら、どんなにシアワセだろう・・・と思ったのは半年前。
旅から帰って1ヶ月以上が経ちましたが、何度思い返しても涙が止まらないのです。
それほどに、感激の1時間半でした。

旅も後半にさしかかった7月10日の14時過ぎ、バスはお店の目の前に。
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ああ、本物のジャック!
福岡のジャック(移転前のお店にしか行ったことがありませんが)も白地に金のロゴだったなぁ。

そしてケーキたちの顔を見たら、やっぱりココに来て良かったって。
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ミュールーズに1週間くらい滞在して全種類3回ずつ食べたいよ!!

アントルメの品がある美しさ。シンプルなスタイルのなかに光る卓越した技術とはこの事なのでしょう。
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ディスプレイの仕方も素敵で!矢絣のように並んでいます。
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エクレア全種類下さい!って言いたくなってしまいます。
こんな矢羽の矢だったら、刺さっても本望かも。

小さきことは可愛きこと☆
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ずっと飾っておきたいくらいに愛しくって。


フォレノワールのアントルメに溢れそうなグリオットのキラキラにメロメロ!
そしてカナッペが!!なんて美味しそうなんでしょう。食べたい~っ!!
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圧巻はリンツァートルテ☆☆☆
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あまりの美しさに息を呑むのです。

ああ、ケークたちも素晴らしくて、でもその中に
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スリムなバニラケークが!しかも1本だけ。うわぁ~~コレ、絶対日本に連れて帰りたい。
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「デモンストレーション始めますよ。」とFさんの声に皆が動き出します。
あ~~待って。このケークだけは捕獲しないと。残り1本だもん。

「このケーク、キープしておいてって言って。お願い!!」と、Yさんに懇願。
Yさんが見習いさんらしき男の子に英語で伝えてくださると、了解してくれた様子。
「ホントにありがとう!!恩に着るよ~!!」

安心して奥の厨房へと進みます。

ジャックの厨房・その1 [7月10日(金)]

いよいよジャックの厨房へ。
オーナーシェフのミッシェル・バンヌワースさん、そしてご案内をしてくださるルイさん。
とても広い厨房で、個人店の規模としては相当立派なものだと思われます。
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このドアの向こう側は、日本のバターの香りをはまったく違う、もっと濃~い香りが広がっていて。

早速ルイさんの解説でクグロフ作りが始まりました。
助手役の男の子がテキパキと作業を進めます。
きさが陣取るのはフェルベールさんの時と同じ、できるだけ皆の邪魔にならない立ち位置で。
ジャックの厨房という貴重な空間のいろんな場所を見たい気持ちも有ったりするし。
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目の前には大きな袋に入ったエシレの塊。ジャックでは全部バターはエシレなんですって。
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この厨房の中の香りが濃厚なのはその所為だったんだ。
フランスでもエシレバターは高級品(日本だと超高級品だけど)なので、全部エシレは凄いことのようです。

背後にはアプリコット。つまみ食いしたい衝動に駆られる(爆)
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その横には種火のついたガスコンロ。
小鍋を手にした職人さんがヘラでバターをすくい、ココに乗せて溶かしバターを作っていきます。
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で、バターはクグロフの型に塗られるの。あ、コレはお店の仕込みの分ですね。
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ちゃんとデモンストレーションも見学しないと。
業務用の小麦粉袋(を広げたもの)に計量した粉類を置いていって、ボウルに移すときには一気に紙袋を滑らせて。
使い終った袋はちゃんと所定の引き出しに仕舞う。
お菓子作りそのものよりも、作業の美しさを見学させていただく経験というのが嬉しくて。
もちろん他の参戦者たちは真剣そのものです。今は生地を混ぜているところ。
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助手クンも可愛いんだけど、向かいの作業台の職人さんの仕事の美しさに惚れ惚れ。
ホントは近づいて見たかったくらい。パイ生地包みに小型ナイフで鮮やかな手つきで切れ目を入れていきます。
今日は周囲が騒々しいけれど、そんなの全く気にしない風で黙々と作業をされていました。
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生地を休ませている間に、厨房の案内へと続きます。
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