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白い朝ごはん [7月9日(木)]

と、言ってもお米じゃないの。ストラスブール最後の朝です。
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前日の夕方にマルシェで買ったプレーンヨーグルト(最近は小岩井グルメファンを愛食しているけれど、あんなにクリームクリームはしていない・もっと味がある)とフロマージュブラン(乳清ごと全部いただけるくらいウマウマ)
毎朝2杯飲んでいる牛乳、それにダノン(日本のよりずっと美味しい)
さくらんぼ、ペチャ桃もおすそ分けを頂いて♪粉モノが無いけど満足。

牛乳好きにとっては、この上なく贅沢な食卓です。
あいぼくかタカナシの低温殺菌だけ飲んで(もう超高温殺菌はタンパク焼け臭が酷くて飲めない)いても、やっぱりフランスの牛は美味しい。と、いうか超高温殺菌が罷り通っているのが日本だけなんでしょうけれど。
my牛乳用の牛を日本に連れて帰りたいくらいだよ。
でも名古屋の蒸し暑さじゃ、牛も夏バテして美味しいミルクが出ないだろうなぁ。
さわやかな気候と美味しい牧草と、”曾じいちゃんの頃から変わらないやり方”を誇りを持って守り続ける人たち。
それが揃ってこの牛乳になり、ヨーグルトになり、バターや生クリームになって、お菓子になる。

牛乳は工場で作られてるんじゃないんだよ。牛の命の恵みなんだから。

そんな当たり前のことを思い知らされる白い食卓でした。

さて、今日はアルザス縦断バスの旅です。

POTERIE ERNEWEIN-HAAS工房 [7月9日(木)]

3泊お世話になったストラスブールのホテル・メゾンルージュをチェックアウト。
お迎えに来たバスは、普通の大きさのベンツの観光バスでした。
おかげで広々と使えます。しゃべりたい時は二人並んで座り、休みたいときは2人分の席でだら~っとして。

ドライバーはドイツ人のクールガイ。
「この辺りの道が判らないので、迷うかも。」・・・ははは、そうですか。ココでは日本の常識は通じない。
(他の参戦者によると、いきなり逆走しながら旧市街を出て行った模様)

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北へ1時間ほどバスに揺られてSOUFFLENHEIM(スフレンアイム)という街へ。

アルザスの料理・お菓子に欠かせない陶器を求めてやってきました。
POTERIE ERNEWEIN-HAAS(ポトゥリ・エルヌヴェン・ハンス)工房を見学させていただきました。

朝の9時という早い時間にもかかわらず、息子さんが丁寧に案内をしてくださるのです。
オーナーのお父様は合気道(だっけ?)をされている親日家さんなんだそう。


お店に入ると”いちいちカワイイ©2009Hさん”の売り場に一同興奮。
しかしまずは、奥の工房へ。

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焼き物に欠かせない土は代々限られた家しか採掘することを許されておらず(そうする事で資源を守るのでしょう)ハンス家もその中の1軒。
実際に轆轤(ろくろ)をまわして粘土も触らせてくれました。

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絵付けは女性職人さんたちのお仕事ですが(この日は工場休業日?息子氏しか工房にはおられなかった)
こんな感じですよ、と見せてくれました。

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奥の窯場です。かなりの広さがありました。

皆が順に売り場へ戻り始めたところで、工房の片隅にあるコレが気になって。
この道具、コレってもしかして?と思いFさんに尋ねてもらうと、
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見事な手付きでオバール型を回転させながらカッティング。
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まん丸じゃなくて楕円なんです。すげ~!めちゃめちゃカッコイイ!!
数種類の刃を使い分けて見事な模様を刻みます。
こうしてベッコフ(前日の昼に食べましたな)鍋の蓋が出来上がると言う訳ね。

料理もお菓子も作れませんが、伝統食の元を見学するのはと~っても楽しい。
では、売り場へ戻りましょ。

POTERI E ERNEWE IN-HAASでお買い物 [7月9日(木)]

工房見学後の売り場では、参戦者一同そりゃもう大騒ぎ。朝9時半の店内は貸切り。
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食器以外にも色々あって目移りしますよ。でも時間も無いのよ。
最大の問題は、参戦者の前に立ちはだかる重さ20kgの壁。

せっかく来たのに、何も買わないのも勿体無いよね。軽くてカワイイものを、と
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小さな飾りものと小皿を。もっと買っておけば良かった、と思うのはいつものこと。
会計を済ませた参戦者はお店の外へ。

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工房裏の・・・倉庫なのかな?
景色に馴染む、とはこういうことかと思う。
ずっと前からここにあるんだなぁ。

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お向かいはレストランのようでした。
パンの配達かな?

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その奥には別の陶器工房がありました。
屋根の上には足蹴り轆轤を回す職人さんの看板、判る?
木骨組みの建物ってホントにどれだけ撮っても画になるなぁ。

POTERI E ERNEWE IN-HAAS番外編 [7月9日(木)]

工房で見学真っ最中なんですが、きさが気になって仕方が無かったのは
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天井を見ると左の方にアニョーが!!
ストラスブールで見かけたのよりも、毛並みもしっかりしている。具体的に羊だっ!!
他の参戦者の方も天井のアニョーが気になっていた模様。

*アニョーパスカルは復活祭のお菓子なので、今回の旅で実物を食べること・見ることはできなかったのです

・・・コレを書きながら、もしかしてアレは”鋳込み型”なのかも、と思いました。
この型の周りに粘土を付けて圧を掛けて成型するのではないかしら??

もう一つ、見学の最中に気になってしまうコが!
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皆の足元に尻尾をフリフリ♪

クンクン♪鞄の中が気になるのね~
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お菓子の香りがするに違いない(笑)

名前は聞けなかったけれど、女の子のようなので、
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男性がお好きのようです~
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ホントに可愛いコでした☆

ワイン街道のお菓子の家 [7月9日(木)]

10時前にSOUFFLENHEIM(スフレンアイム)を出発し、3泊したストラスブールを過ぎて更に南下。
やがて車窓には広大な畑が広がります。
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途中、渋滞しているところがあるなぁ、と思ったら検問でした。
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EUになってから人やモノの流れが自由になった陰で必要なコトらしく。

GERTWILLER(ゲルトヴィレール)に到着したのは11時でした。
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青い空と塔のある景色は、どんな小さな町にもあるんです。

ここは町役場(多分)、でもお菓子なご一行が目指すのはその向かいです。
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お、コレはまさか?
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絵本の中から出てきたような、お菓子の家!!
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ココはまさに”いちいちカワイイ©2009Hさん”の集大成のような場所だったのです。

LA MAISON DU PAIN D’EPICE [7月9日(木)]

もうこのパンデピスハウスの可愛さと言ったら!!
お家の雨戸はパンデピス~
中ではパンデピス以外のアルザスお土産がわんさか。
「買い物は後で、先に見学ですよ。」とFさんの声に従って奥へ
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雨樋はストライプキャンディ~
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奥に続く水色の壁の建物が
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パンデピス博物館なのです。
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いったい中はどうなっているのかな??

MUSEE DU PAIN D’EPICE [7月9日(木)]

パンデピスの博物館とは??と中に入ると、
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厨房が。ちょいとスパイシーな香りがかすかに漂います。

そして試食もた~んと用意されていました。
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でもパンデピスって飲み物がないと食べ難いんだよねぇ~

2階に上がると、参戦者のテンションは上がりっぱなしなのデス。
個人で集められた製菓道具を中心とするコレクションは素晴らしいものばかり!

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館内はお菓子なツアーご一行様貸切だったおかげで、もう写真撮りまくり~
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カワイイ!欲しい!、とあちこちで声がしている~
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コレ、なんでしょ?
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珈琲の焙煎機らしいのです。まだ使えたりして?!

パック(復活祭)のチョコレート型はうさぎが定番。
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この白いウサギさんが可愛くて、可愛くて。丸一日居ても飽きない場所でした。
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でも、なぜか入り口のレリーフのプレッツエルを加えた羊?だかなんだか判らない動物が謎のまま(笑)

A LA COURONNEへ [7月9日(木)]

GERTWILLER(ゲルトヴィレール)からSCHERWILLER(シェルヴィラー)へ向かいます
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ぶどう畑がどこまでも続くのを見ていると、やっぱりフランスにはワインは無くてはならないものなのだなぁ、と。
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12時に村の中心地らしきところにあるA LA COURONNE(ア・ラ・クーロンヌ *王冠亭)に到着
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このテラス席がとっても素敵だったのですが、
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お菓子なご一行に用意されていたのは、小さな螺旋階段を上った2階のテーブルでした。
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車窓から見える畑の中に時折ひまわり畑があったのですが、ランチタイムにも沢山のひまわりが楽しめるとは!
お料理&ワインやっぱりFさんの仕切り。ポリポリとプレッツェルを(控えめに)食べつつ。
・・・ここでFさん、Mセンセイとテーブルを囲んでしまったのが運のツキだった(爆)
「飲めるんでしょ~」と、ワインをしっかり注ぐFさん。きゃあぁ~~

お料理編に続きます☆

A LA COURONNEでランチ [7月9日(木)]

この旅で2度目のタルトフランベ
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おつまみにぴったり。こちらのは生地も厚めです。
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フォアグラ入りのパテとにんじんサラダを半人前ずつ盛って出してくれます。
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これくらいの量だと美味しいなぁ~って。ピクルスは薄いのよん。

でね、このカワイイお皿は、アルザスを代表する画家・Hansi(アンジ)のもので盛り上がり♪
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色々な絵柄を見比べるのも楽しいのデス☆

そして怒涛の肉料理
豚肉(たぶん、モモとかさっぱりした部位)一口カツサイズをソテーしてマスタードソースで軽く煮込んだもの(と思われる)
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鶏とマッシュルームのクリーム煮込み
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「やった!チキンだ!!」と心の中で叫ぶ。だって豚、牛、羊ばっかりだったんだもの。
ホントはクリーム煮とかじゃなくて、皮パリっの焼き鳥でも食べたいところなのよね。
いや、美味しいのよ。クリーム煮も。マッシュルームも。ホントに美味しいんですよぉ・・・

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付け合せのパスタ?のようなモノ。

頑張ればもっと食べられるんだけど、今日はバス移動がまだまだ続くことを思うと無理はしたくないなぁ~
と、控えめに。ワインは赤も注いでもらって、ちびちび飲みつつ、飲み干すのはどうしようかと思っていたら(この時点で入店してから2時間近く経過)

マンステール(munster)が!クミンシードを添えるのが一般的らしい。初心者きさにも食べやすいお味。
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Mセンセイのグラスは既に空っぽなので、ここで役に立って良かったわ。
チーズがあるのにワインが無いなんて、悲しいもんね。

続いてデセール登場。半分ずつでプレートにしてくれました。
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ヌガーグラッセ(メレンゲとクリームにドライフルーツを混ぜて冷やし固めた冷菓)と、アイスクリームのクグロフ。
ヌガーグラッセにはキルシュと思われるリキュールが染み染みなのですが、参戦者の皆様完食☆
お酒は飲まない方でもお菓子は別なのですな♪
クグロフ型アイス、アングレーズを絡ませながら☆
日本でも作ってくれないかなぁ~って思うくらい美味しい!

2時間半近く掛けて、ゆ~っくりとランチを楽しみました。




SCHERWILLER村のお菓子屋さん [7月9日(木)]

SCHERWILLER(シェルヴィラー)のレストラン・A LA COURONNE(ア・ラ・クーロンヌ )でランチの後、お迎えバスを待つ間のこと。
ちいさな村の昼下がり、この景色の中に・・・
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左側のはお菓子屋さんだよね、と皆なぜ気付く(笑)
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Eschrichさんってのは苗字みたいです。

そしてうっかり買ってしまう(爆)
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ブロシェット(串)のお菓子があんまりにもカワイイんだもの!!560円くらい。
アルザスでは定番のバニラのエクレアも。200円くらい。大きいのよ。
そしたらね、2点しか買っていないのに、お店のおばちゃんがどど~んと

このミニクグロフを
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2つオマケにくれました。メルシ~ボク~!!
日本人が珍しかったのかな?
ラップして日本まで持ち帰って温めて食べましたが、美味しかったのよ。

田舎町のケーキ屋さんだと言うのに、この箱ってお洒落でしょ。
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移動のバスでさっそく!(こういう事も有ろうかと、食事は基本控えめにしていた)
ちなみにブロシェットを手に持って食べることは出来ません(笑)
あくまで飾り、持ち上げたら崩壊確実。
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一番上のいちごシュークリーム。
アルザスではエクレアが主流なので初シュー。
しかもいちご入りなんて、シャンティ-も入っていかにも日本的。
中のパティシエールも卵感たっぷりで、懐かしいお味。
プティフール、プチモカエクレール、そしてバニラエクレール(デカっ!!)
皆にも廻して無事消化。どれも安くて美味しい普段のおやつとして逸品でした。

チョコケーキとクグロフ1つはバスの運転手さんのおやつに。
お菓子な旅のお供はきっと初めてだったことでしょう。喜んでくれました。
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