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ありがとう、マダムフェルベール [7月9日(木)]

3種類のタルトが焼きあがると、アトリエの中は幸せな香りで一杯になりました。
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手早くタルトリングを外し、3つのタルトをダンボール箱(トマトが入ってるようなトレイのような箱)に詰めて。
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「明日の朝に皆で召し上がれ。」
そりゃ~楽しみなお土産です。皆ニコニコ。
それに加えて、更なるお土産に皆のテンションは上がりっぱなし。
しかし、きさだけはブルー。
だって、だって、お土産のコンフィチュール、さっき買った50周年記念のなんだもの。
それに50周年のポストカードも。5枚も買ったのに~~~
あ~~コレがお土産だと判っていたら、別のモノを選んだのにぃぃぃ~(人間が小さいっ!)

まだお店も営業している(もしかしたら参戦者向きにレジだけ開けていたのかも)ので追加でお土産を買う人も。
その間にどうしてもおトイレが我慢できなくて(この後どれだけバスに乗らないといけないのかも判らなかったし)
フェルベールさんとこのアトリエのをお借りしました。
ごくごく普通の田舎の家(浄化槽タイプ)のものでした。
そんな事を書かなくても、とも思いつつ、貴重な?体験であることには変わりはないので。

さて、コンフィチュールの棚をバックにしての記念写真タイムです~
小さなお店の壁一面に並ぶ憧れのコンフィチュールは圧巻です。
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皆それぞれサインを1枚だけ好きなものに書いてもらえます。どうしようか悩みますよね。
「油性ペン、持ってたよね?」とHさん(確か)に貸し出しました。
が、しかしマダムにはコダワリがお有りのようで、決まったペン(細いボールぺン?)でしかサインはされないようでした。
きさは自分で買ったポストカード(お土産のカードは50周年イベントの招待状になっていた)の裏面にお願いしました。
そして自分の番が来たところで「申し訳ないのですが、先ほどこのお土産と同じコンフィチュールを買ったところなので、別の種類に変えてもらっても宜しいですか?」と、聞いてもらうと
「ええ、もちろんよ。お好きなものをどうぞ。」と応えてくださる。そこで
「マダムに選んで頂きたいのですが・・・」
そこで選んでくださったのは、Fraises d'Alsace aux fleurs sureau (アルザスのいちごにニワトコの花)
*西洋ニワトコの花(エルダーフラワー)は欧州ではポピュラーなハーブでマスカットのような香りなのだとか
もったいなくて、まだ開けていません。2011年までだから、いつ開けるかゆっくり悩もう(笑)

マダムが手にしてくださっているのは、日本から持っていった小さなお土産。
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美濃(岐阜県)の大正時代のもので、桜がモチーフのお皿。
コレを見つけたとき、名鉄で拝見した紺色のドレス姿のマダムの印象と重なる気がしたのです。

名残惜しいけれど、もうそろそろ迎えのバスが来るころです。
お店のドアの小さなプレートが可愛くて。やっぱりココは妖精のお家だわぁ~と☆☆
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小さな村の中の何でも屋さんは、本当に魅力的なところでした。

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マダムはお別れにも出てきて下さいました。もう午後8時半です。
お疲れだったはずなのに2時間半もの間、本当に心を込めてお菓子な一行に接して下さったのには皆感激だったはず。
プロだから当然、有料のデモンストレーションなんだから、と言ってしまえばそれまでなのかもしれないけれど、それだけではない、お菓子を愛する皆の心を魅了してやまない広い大きな心(と体)
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さすがに毎日の試食などで体重管理は大変なのでしょうけれど、日常生活では杖をお使い(皆の前では使用されず)なのは足腰や膝にかなりのご負担がある模様。少し心配です。
どうかお元気で、毎年日本に来てくださることを心から願っています。
バスが離れるまで手を振ってくださったマダム、本当にありがとうございました。

さて、迎えのバスは朝とは違うちょっと小さなバスに変わっています。
法律が厳しくて8時から運転してくれたドライーバー17時までしか業務に就けないそうで。
んなアホな!ってのは日本でしか通じない常識なのです。郷に入っては・・・ですね。

後ろの方に大きなテーブルの対面シートがあるバスだったので、そこに3つのタルトが入った箱を乗せます。
が、タルトはサスペンションがイマイチなバス+石畳+乱暴な運転(先ほどまでの運転手さんとは大違い)で、箱との間の隙間で動いて割れてしまいそう。ホテルまでの車中、
Sさんと一緒にずっとタルトを死守するべく頑張る。
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日本から持ってきたお菓子用梱包資材(アントルメの空き箱や緩衝材用タオル・バンダナなど)がまだ温かいタルトを守るのに活躍してくれました。
午後9時前、どうにか無事にホテルにたどり着いた時には本当にホっとしたのでした。
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