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コルマール散策その1 [7月10日(金)]

朝9時にホテルを出発して、COLMAR(コルマール)を歩きます。
さすがにまだ観光客の姿は無く、静かな街にお菓子なご一行の貸切り。
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コルマールはアルザスの南部一の街なので有名な博物館もあったりしますが
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まだ開館前なのでスルー。開いていても・・・寄ってる時間はないのよ。DSCF7186.JPG
広場の噴水を彩るお花たちの中にルバーブが!
こんなセンスはフランスならでは、と感心の一同。大根じゃ絵にならないもんね。
ふと辺りを見回すと、思わず脱力だぁ~ってお店が。

レストランジャポネーズ、その名は

NAGOYA

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なぁ~んでフランス気分絶好調の朝に、
よりによって、
見たくなかった、
と、言いつつ近づいてメニューを写す自分(爆)
赤提灯までぶら下がる始末

ストラスブールで見かけたSushido同様、寿司&刺身&焼き鳥でありました。
それに舟盛りが目立つの。フランス好みなのねぇ(笑)
なんでも名古屋に居たことがあるフランスの方のお店らしい。

さて、行きましょう。
ウインドーショッピングの楽しいことよ!
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かわいい籐のバスケットが並びます。

リネンのお店らしいのですが、
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壁につるされた布飾りがとってもかわいい。

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チョコレートとコンフィズリーのお店。
ヌガーモンテリマール(メレンゲに蜂蜜やシロップを入れた生地にナッツやドライフルーツをたっぷり混ぜたお菓子)はストラスブールでも沢山店頭に飾られていました。
生地が白だけでなくピンクや茶色の彩り鮮やかなものも多く、大きさも日本ではカットされて売られているものが殆どですが、こちらでは低いドーム型に成形し放射状にカットした豪快サイズが主流でした。

コルマールで1泊 [7月10日(金)]

とりあえず、前夜のことから・・・
前日の9日は今回の旅の中でも最もハードな一日でした。
フェルベールさんのデモンストレーションを終えてコルマールのホテルに到着したのは夜の9時。
MERCURE CENTRE UNTERLINDEN(メルキュール・サントル・ウンテルリンデン)という欧州チェーンの1軒に1泊。
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前日までの(まるでクララの家のようだった)クラシカルなホテルとは一転、現代的なホテルでした。
部屋は狭いものの、機能的な水廻りと部屋に冷蔵庫と電気湯沸し&マグカップ(とインスタントコーヒー)があり、疲れきった身にはありがたかった。
このホテルでご一緒してくださったのは、きさ以外で唯一の初海外のHさん。
Hさんにお味噌汁を部屋で飲んでも構わないかと尋ねると、「ぜんぜん。梅干持ってきたのよ。」って。
お口に合うかどうか不安でしたが赤だしを半分っこ。
そして和歌山がご実家のHさんからと~っても美味しい勝喜梅という高級品をいただいて夜ごはん。
はぁ~ホっとするねぇ。でも、荷造りが終わるまでベッドに入る訳にはいかないのよ(涙)

翌日夜にはパリへ移動する飛行機に乗る、そのときのスーツケース計量が中間テスト。
これぐれも各自責任を持って20kgをオーバーしないように、とFさんからお達しがあったのです。
整理整頓が苦手なきさにとっては、もう本当にヤバイ状態。
なんで??と言いたくなるくらいHさんのスーツケースはすっきりしてるのに。
結局ベッドに入れたのは、当然のように日付が変わってからだったのでした。

10日の朝食は6:30~
でも食堂に下りて行けたのは7時半を廻っていたのです。
パンの横にクグロフ(好きなだけ自分で切ってね)があったりして。
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チーズも少しずつ取って、席はどこに座る?と思ったところに他の参戦者の方が「あっちの奥よ。」
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食堂の奥のバンケットスペースにお菓子なご一行様用に大きなテーブルが2つ。そして、
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あぁ、コレが有ったんだ(って忘れとったんかい!!)
すいません、今日はあの店のお菓子の事で頭が一杯でして・・・

フェルベールさんのタルト、ミルティーユ、フランボワーズ、両方のミックスの3種類。
どれも美味しかったけれど、ミックスが一番好みでした。
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この日の朝ごはんの全貌
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やっぱり全体的に白いわ(笑)
だって牛ラブなんだもの~

そしてダノンを食べ尽くす参戦者たち。ダノンだって美味しいフランスです。
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甘みなしのプレーン、甘いプレーン、フルーツ味が下に入ったもの
ラベルもそれぞれお洒落で、コレを日本に持ち帰ると言い出す参戦者も。

時間ギリギリにロビー階に下りると、Fさんがスーツケースを持ち上げる
「ダメダメ、全然。」、と容赦無い(悪いのはこのワタシだが)
バスに乗る前にもう一度荷物を入れ替える時間が少しだけあるので、そのときに頑張ることに・・・

ありがとう、マダムフェルベール [7月9日(木)]

3種類のタルトが焼きあがると、アトリエの中は幸せな香りで一杯になりました。
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手早くタルトリングを外し、3つのタルトをダンボール箱(トマトが入ってるようなトレイのような箱)に詰めて。
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「明日の朝に皆で召し上がれ。」
そりゃ~楽しみなお土産です。皆ニコニコ。
それに加えて、更なるお土産に皆のテンションは上がりっぱなし。
しかし、きさだけはブルー。
だって、だって、お土産のコンフィチュール、さっき買った50周年記念のなんだもの。
それに50周年のポストカードも。5枚も買ったのに~~~
あ~~コレがお土産だと判っていたら、別のモノを選んだのにぃぃぃ~(人間が小さいっ!)

まだお店も営業している(もしかしたら参戦者向きにレジだけ開けていたのかも)ので追加でお土産を買う人も。
その間にどうしてもおトイレが我慢できなくて(この後どれだけバスに乗らないといけないのかも判らなかったし)
フェルベールさんとこのアトリエのをお借りしました。
ごくごく普通の田舎の家(浄化槽タイプ)のものでした。
そんな事を書かなくても、とも思いつつ、貴重な?体験であることには変わりはないので。

さて、コンフィチュールの棚をバックにしての記念写真タイムです~
小さなお店の壁一面に並ぶ憧れのコンフィチュールは圧巻です。
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皆それぞれサインを1枚だけ好きなものに書いてもらえます。どうしようか悩みますよね。
「油性ペン、持ってたよね?」とHさん(確か)に貸し出しました。
が、しかしマダムにはコダワリがお有りのようで、決まったペン(細いボールぺン?)でしかサインはされないようでした。
きさは自分で買ったポストカード(お土産のカードは50周年イベントの招待状になっていた)の裏面にお願いしました。
そして自分の番が来たところで「申し訳ないのですが、先ほどこのお土産と同じコンフィチュールを買ったところなので、別の種類に変えてもらっても宜しいですか?」と、聞いてもらうと
「ええ、もちろんよ。お好きなものをどうぞ。」と応えてくださる。そこで
「マダムに選んで頂きたいのですが・・・」
そこで選んでくださったのは、Fraises d'Alsace aux fleurs sureau (アルザスのいちごにニワトコの花)
*西洋ニワトコの花(エルダーフラワー)は欧州ではポピュラーなハーブでマスカットのような香りなのだとか
もったいなくて、まだ開けていません。2011年までだから、いつ開けるかゆっくり悩もう(笑)

マダムが手にしてくださっているのは、日本から持っていった小さなお土産。
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美濃(岐阜県)の大正時代のもので、桜がモチーフのお皿。
コレを見つけたとき、名鉄で拝見した紺色のドレス姿のマダムの印象と重なる気がしたのです。

名残惜しいけれど、もうそろそろ迎えのバスが来るころです。
お店のドアの小さなプレートが可愛くて。やっぱりココは妖精のお家だわぁ~と☆☆
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小さな村の中の何でも屋さんは、本当に魅力的なところでした。

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マダムはお別れにも出てきて下さいました。もう午後8時半です。
お疲れだったはずなのに2時間半もの間、本当に心を込めてお菓子な一行に接して下さったのには皆感激だったはず。
プロだから当然、有料のデモンストレーションなんだから、と言ってしまえばそれまでなのかもしれないけれど、それだけではない、お菓子を愛する皆の心を魅了してやまない広い大きな心(と体)
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さすがに毎日の試食などで体重管理は大変なのでしょうけれど、日常生活では杖をお使い(皆の前では使用されず)なのは足腰や膝にかなりのご負担がある模様。少し心配です。
どうかお元気で、毎年日本に来てくださることを心から願っています。
バスが離れるまで手を振ってくださったマダム、本当にありがとうございました。

さて、迎えのバスは朝とは違うちょっと小さなバスに変わっています。
法律が厳しくて8時から運転してくれたドライーバー17時までしか業務に就けないそうで。
んなアホな!ってのは日本でしか通じない常識なのです。郷に入っては・・・ですね。

後ろの方に大きなテーブルの対面シートがあるバスだったので、そこに3つのタルトが入った箱を乗せます。
が、タルトはサスペンションがイマイチなバス+石畳+乱暴な運転(先ほどまでの運転手さんとは大違い)で、箱との間の隙間で動いて割れてしまいそう。ホテルまでの車中、
Sさんと一緒にずっとタルトを死守するべく頑張る。
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日本から持ってきたお菓子用梱包資材(アントルメの空き箱や緩衝材用タオル・バンダナなど)がまだ温かいタルトを守るのに活躍してくれました。
午後9時前、どうにか無事にホテルにたどり着いた時には本当にホっとしたのでした。

フェルベールさんのデモンストレーション・後編 [7月9日(木)]

前編から続きます

一度焼いて冷ましたタルトにクレームダマンド(バターとアーモンド粉たっぷりの甘いクリーム・フルーツ焼き込むタルトのタルト生地とフル-ツをつなぐ役目)をたっぷりと絞り
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フレッシュフルーツを、どっさり。手で、どっさり。ミルティーユ、フランボワーズ、2つのミックスの3台で。
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その上から更にクレームダマンド
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フルーツの上から盛られるダマンドよ!
どんだけ、どんだけ、どんだけ絞るの~
豪快そのもの!!
参戦者の皆様たちも驚いていたので、これはかなり気前の良い量であることは確かでしょう☆
(きさには普通がどんなものなのかは判らないので)

その空気を察知しつつも、どんどんグルグル絞るマダムなのです。
さて、もう一度オーブンに入れますよ。焼き上がりが楽しみです。




ここで更にマダムからおやつが!!
マカロンにまたまたテンションアッ~プ!!!のデモ会場です。
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色々なフレーバーを食べたいのは皆判っているので、少しずつ割って。
この頃、もう体力の限界で壁にへばりついてどうにか立っていた。
実は時々しゃがみこんでいた。本当にお恥ずかしい限り。
よってマカロンにも食指が動かず、最後の最後に残っていた欠片を口に運ぶ。
美味しいのよぉ~~でも、もっと元気な状態の自分で食べたかった(って自分が悪いのに!)

さ、コンフィチュールも佳境を迎えます。
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丁寧にアクを取りながら煮詰めていきます。そろそろ頃合ね、と鍋を火から外して、

この後の光景に、この場に居合わせた参戦者一同驚愕!!
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この光景の、どこが驚きなのかが判る自分で良かったと思った。DSCF7136.JPGDSCF7138.JPG
と、同時に山の中の畑で、虫に驚きつつもスモモや桑の実や梅やヤマモモ自分で捥いで
急いで車で家に戻ってからは、何度も水で洗い、計量し、琺瑯の鍋で何度も何度も
(一度に収穫する量はスーパーで買う比ではない)煮る。
自宅に戻ってからの立ちっぱなしの台所仕事は暑いし本当に大変で。
そんな貴重な経験を何シーズンもさせてくださっているK先生ご夫妻に改めて感謝しました。

出来上がったばかりのジャムは滅茶苦茶に熱いのです。
砂糖がドロドロの液体になってるんだから、熱湯より熱いということは判るでしょう。
その熱さはガラスの瓶を通しても、あっという間に手に伝わります。
とても素手で持つなんて出来るはずはありません。しかも瓶の縁から溢れるミルティーユ。
容赦なくマダムの手が濃い紫に・・・でもマダムフェルベールは顔色一つ変えず、平然と作業を続けます。

え!?妖精の手はいったいどんなことになっているの!?!?

通常プロの方たちは耐熱手袋をつけておられるそうです。
ちなみにきさはバットの上に瓶を置いて、瓶の径より細いカレースプーンで少しずつ瓶詰めしていますが(^^;

コンフィチュールの妖精の手には魔法がかけられているんだ、きっと。

フェルベールさんのデモンストレーション・前編 [7月9日(木)]

さて、買い物も早々に奥のアトリエへと進む参戦者たち。
そこには、妖精フェルベールさん!!
笑顔でお菓子なご一行を出迎えてくださいました。

小さな村のこのお店に来るだけでも大変なことなのに、
フェルベールさんのお菓子作りを目の前で見ることが出来るなんて、

それがどんなに凄いことなのか!!

製菓に従事する参戦者の皆様は、しっかりと目に焼き付けたいはず。
実際、皆、一語一句聞き逃すまい!と、本当に真剣そのもので。
・・・すいません、きさが一番不純な動機で来てます。
出来るだけ邪魔にならないよう(リクヴィルで歩いて、足の痛さも限界だった)
後ろの方からそっと見つめてきました。

最初にマダムはアイスクリームをコンフィチュールの入った小さな器に盛って、それにフレッシュのフランボワーズを盛り付けていきました。
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「コレをいただきながら聞いてね。」と思いがけぬウェルカムスイーツに沸き立つ一同。
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さくらんぼのコンフィチュール、薔薇のアイスにフランボワーズ。
優しくて可愛らしくて、妖精のお家にやって来たのね~って気分最高潮!
しかしそんな感動に浸っているのは、この1名のみ(爆)
参戦者は早速始まったタルト生地作りを必死にメモを取りながら、慌しくミニパフェを口に運ぶのです。

DSCF7102.JPG鮮やかな手つきでタルト生地をまとめて
きっちりとタルトリングに(あらかじめ冷蔵庫で休ませておいた別の)生地を敷き込んでいきます。

でっかいボウルに山のように盛られたミルティーユ
そもそもフランス菓子にしか登場しないミルティーユ
味はブルーベリーと似ているが、小粒なものしか見たことが無い
ブルーベリーと何が違うのだ?、という疑問に(この場に及んでそのような愚問を抱くのは恥!)
「ミルティーユは野生種で小粒、ブルーベリーは栽培種で大粒なのよ。」と優しくARさん。
ああ、そうなのか、そうなのか。つるこけももという和名も相俟って不明瞭だったことが判ってスッキリ(って今更だよってツッコミはご容赦を)

*タルトリングは縁が波型でないタルト生地の場合に使うもので、底部分が丸ごとないまんまのリング
きっと生地がキッチリ出来ていないと、敷く最中や焼いているところで割れて無残に
当然ながら手早くやらないとバターたっぷりの生地はダレてきてしまうはずだし
プロ向け道具なのだと解釈

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敷き込んだ生地にピケした後、更に小さなナイフで斜めに切り込みを入れていきます
おお~鮮やかな手つき!ざわめく一同。プロが惚れるプロの技というところなのだね。
コレをオーブン入れて、次の作業へ

その合間にアトリエをパチリ。
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大きな鍋、沢山のガラス瓶、そして何故か壁にはガネーシャが!!

さぁ、ぼやぼやしている場合じゃないのよ。やはりプロは仕事が速い!
デモの合間にも秘書さんらしきスタッフさんがマダムに指示を仰いで。
パティシエールであり、経営者でもあるマダムは本当にお忙しいのです。
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ミルティーユに砂糖をまぶし、コンフィチュールの下拵え。
焼きあがったタルトを冷凍庫に入れて一気に冷やします。
(プロの世界では普通なのですって・家庭では無理な技だよ)

DSCF7119.JPG大きな銅鍋でミルティーユを炊く姿は貫禄ですわ。
名鉄でエヴァンさんと一緒に笑顔だった乙女のようなフェルベールさんとは対極の職人の顔。
どちらのフェルベールさんも、とっても魅力的。

若かりし頃、大きな街にお店を出したいと言ったフェルベールさんに
この村で頑張れば、きっと皆がここまで買いにきてくれるようになるから、とお父様は諭されたそうです。
そのお父様の言われたとおりになったのですね。皆、フェルベールさんとフェルベールさんの作るお菓子が大好きなんです。

後編に続きます。

コンフィチュールの妖精の家へ [7月9日(木)]

ジャムがコンフィチュールというお洒落な言葉で語られるようになったのは
間違いなくマダム クリスティーヌ・フェルベールの影響で。

初めてフェルベールさんのコンフィチュールを買ったのは、2007年のメゾンドショコラのこと。
そりゃそりゃ~特別なもので、とてもジャムなんて呼べない。

自分なりにコンフィチュールとジャムの呼び分けをするならば、
コンフィチュールは厳選された素材+組み合わせの妙=プロの味。
ジャムは2通りあって、愛しい手作りのものと大量生産品、という感じかな。

2008年1月
ジャン=ポール・エヴァンさんと一緒に名鉄百貨店にやってきた妖精とは、どんな方なのか??
お二人を生で見られる機会など二度とないと思って仕事休んで行ったんだっけ。
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で、フェルベールさんは本当に妖精だったの。あ~花びらが背後にひらひらしてるオーラ!!
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この時はエヴァンさんがずっと一緒だったこともあり、もう花びら+ハート+お星様キラキラ状態。

トークショーの前に販売ブースでも丁寧に、とても丁寧に一人一人のお客さんに応対するお二人の姿に、
思わず財布の口を全開してしまったのでした(爆)
もうオーラが凄すぎて、値段は見られなくなっていたのです。
この日のトークショーで初めてパンデピスというお菓子を食べたんだっけ。
ハート形のスパイシーなクッキーにNIJIのコンフィチュールがとてもお洒落な組み合わせで。

・・・と、前置きが長くなりすぎましたが

リクヴィルの素晴らしい景色の余韻に浸るうちに、バスは15分ほどでNIDERMORSCHWIHR(ニーデルモルシュヴィル)へ。
2009年7月9日18時過ぎ
お菓子好きの憧れの場所の1つであることは間違いない
メゾン・フェルベールにやってきました。
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コンフィチュール&お菓子(ケーキ、焼き菓子、ショコラ、マカロン)だけでなく、
野菜、果物、惣菜、チーズ、さらにはキッチンツールの数々や著書も積まれていて。
小さな街のハイクオリティーよろず屋、という感じ。
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夕方の店内は参戦者で貸し切り状態だったような・・・

デモンストレーションが終わってからでは買い物が出来ないかもしれない。
急いで買わなくては!
噂に聞いた緑ラベルのコンフィチュール(普通のは赤です)
それに布リボンが付いていない自宅用のアウトレット版(中身は一緒です)も数種類並んでいて。
でも1瓶400g強(家で未開封のを計量してきた・瓶だけで200g近くあるのです)あるので、安いからといって買いまくる訳にはいかないのが非常に悲しい~。
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その中で選んだのは、50周年(創業はお父様です)記念の日本未発売フランボワーズ×薔薇
コレは自分用ではなく、お土産に。
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そして、ココに来なければ手に入らないと思われるものを買って帰らなくては、と選んだのは
メゾン・フェルベールのキッチンクロス
赤と黒があり、3枚で少し安くなっていたので赤2枚、黒1枚を購入。1枚あたり1100円くらい。
それから50周年記念のポストカードを5枚(1枚1ユーロ・140円)
これはお菓子好きな方に差し上げれば喜ばれるであろう、と。
フェルベールさんのコンフィチュールはお金さえ出せば名鉄で手に入るからね~
(実はコレを書いている2週前、735円~945円で実際に投売りされていた)
重さのことがなければ、日持ちもするし沢山お菓子も買いたかったんだけど。
・・・ああ、この事を言い出すと本当にキリが無い。

デモンストレーション、始まるよ~

アルザスの真珠・RIQUEWIRHR [7月9日(木)]

ルゴル蒸留工房での見学後、またまたバスに揺られて30分
その間に当初予定に入っていたオークニグスブール城の見学はカット
お菓子の予定優先のため観光は制限されることがあります、は申し合わせ事項ですから。
いや、個人的には全然オッケー(決して見たくない訳ではないのよ)
実はルゴルさんの熱弁の途中から立ちっぱなしで足が痛かったの。
とてもじゃないが城に登るなんて無理って。連日足にエアーサロンパスを吹きつけまくっても疲れは蓄積されていて。
普段いかに歩いていないか、座ってばかりか(自転車は座りだからね)全く以って情けない話ですが。

さてさて、もう歩きたくない気分なのですが
ぶどう畑に囲まれた小さな街・RIQUEWIRHR(リクヴィル)の景色に、
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ここが思い描いたアルザスだ!

そりゃそうだ、アルザスワイン街道でも最も人気のある街(だと後で知る・爆)なんだから。
馬に乗った婦警さん、観光地仕様なのか??
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アルザスの真珠と形容されるに相応しい街。
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幸い到着したのは17時頃だったので、観光客も退きはじめた時間帯でした。

自由行動になったところで、Yさんと二人作戦に出ることに。
普通に歩いて写真を撮ろうとすると、足の速い男性参戦者たちがどうしてもフレームの中に入ってしまう。
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皆が最初のお菓子屋さんや、Hansiのお土産物屋さん(翌日コルマールで行けると聞いていたから)を見ている間に、坂の上まで一気に歩いて逆方向に行動しようと。

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リクヴィルにあったノエルショップはとても素敵で、
素敵と言いつつそれらを買ったところで、家で活かせないと自分を判っている(それも大きな才能だからね)ので見るだけ。
もちろん、見るのは非常に楽しい。
そしてセンスのある人を心から尊敬してしまう。
きっとココで選ばれた数々の”かわいいコ”たちは、う~んと可愛く素敵な場所に飾られるのでしょう。
それを見に行くのが、その日が来るのが、とても楽しみで仕方がない。







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可愛いぶどうの看板に引寄せられた先には、
細い路地のずっと奥に見えるぶどう畑が広がる丘。
思わずそこまで駆けてみたくなった・・・けれど、
ずっとこの街を守り続けているおじいさんと相棒の犬。
これ以上足を踏み入れてはいけない気がした。

まるで絵画の中のような貴方が守る場所を、
少しだけ、そっと見せて下さい、と思いながら
ほんの数秒立ち止まってシャッターを切らせて貰ったのでした。

いつか、また行きたいと思う場所が増えていきます・・・

DISTILLERIE ARTISANALE A.LEGOLL [7月9日(木)]

14時半までゆっくりランチを楽しみ、30分バスに揺られ(その間にエクレアと串ケーキを串から外して食べ・爆)
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車窓からはさっきのレストランにもいっぱい咲いていたひまわり。

15時過ぎにルゴル蒸留工房へ到着。
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工房の入り口には荷造りが済んだ箱が積まれています・・・どれどれ、宛名が貼ってある。
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このオレンジリキュールたちは代官山に送られるのを待っているのね、と思うとテンションが上がる参戦者たち。
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次にイルプルーで食べるお菓子は、コレを使ってるんだ~とわくわくしてしまう!!

根っからのARTISAN(職人)のルゴルさんは熱心にオードヴィ(フルーツブランデー)作業工程の説明をしてくださいました。
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ウィリアムズ(洋ナシの品種名)、ミラベル、フランボワーズ、キルシュ(さくらんぼ)・・・

(アルプスの少女ハイジの)おんじのようなルゴルさんは、アルザスの果物を使って伝統的な製法を守ったままリキュール作り続けておられるのです。
弓田シェフがルゴルさんの職人魂に、ルゴルさんも弓田シェフの職人魂に、きっと通い合うものがあったのでしょう。
それにつけてもルゴルさんのコルセット姿も力仕事の証、体も締まっていて凄くカッコイイ!!
いつまでもお元気で続けて下さいと願わずにはいられません。




瓶詰めの作業場の奥、窓越しに見えるのはご自宅らしい。ああ、素敵!
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販売所も併設されていて、急いでお土産タイム♪
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こんなの、カワイイですね~
奥様は豊かなフルーツを使ったコンフィチュールも作っておられます。
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お菓子を作るオトモダチにと小瓶のリキュールを購入しました。
もちろん、イルプルーの通販でも買えるんだけど(ほぼ倍額)ね~
それから、オニオン&無花果のコンフィチュールをワインがお好きなNお姉さまに。ちょっと珍しいでしょ!
20kgが無かったら、コンフィチュールもっと買いたかったなぁ~!!

SCHERWILLER村のお菓子屋さん [7月9日(木)]

SCHERWILLER(シェルヴィラー)のレストラン・A LA COURONNE(ア・ラ・クーロンヌ )でランチの後、お迎えバスを待つ間のこと。
ちいさな村の昼下がり、この景色の中に・・・
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左側のはお菓子屋さんだよね、と皆なぜ気付く(笑)
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Eschrichさんってのは苗字みたいです。

そしてうっかり買ってしまう(爆)
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ブロシェット(串)のお菓子があんまりにもカワイイんだもの!!560円くらい。
アルザスでは定番のバニラのエクレアも。200円くらい。大きいのよ。
そしたらね、2点しか買っていないのに、お店のおばちゃんがどど~んと

このミニクグロフを
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2つオマケにくれました。メルシ~ボク~!!
日本人が珍しかったのかな?
ラップして日本まで持ち帰って温めて食べましたが、美味しかったのよ。

田舎町のケーキ屋さんだと言うのに、この箱ってお洒落でしょ。
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移動のバスでさっそく!(こういう事も有ろうかと、食事は基本控えめにしていた)
ちなみにブロシェットを手に持って食べることは出来ません(笑)
あくまで飾り、持ち上げたら崩壊確実。
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一番上のいちごシュークリーム。
アルザスではエクレアが主流なので初シュー。
しかもいちご入りなんて、シャンティ-も入っていかにも日本的。
中のパティシエールも卵感たっぷりで、懐かしいお味。
プティフール、プチモカエクレール、そしてバニラエクレール(デカっ!!)
皆にも廻して無事消化。どれも安くて美味しい普段のおやつとして逸品でした。

チョコケーキとクグロフ1つはバスの運転手さんのおやつに。
お菓子な旅のお供はきっと初めてだったことでしょう。喜んでくれました。

A LA COURONNEでランチ [7月9日(木)]

この旅で2度目のタルトフランベ
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おつまみにぴったり。こちらのは生地も厚めです。
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フォアグラ入りのパテとにんじんサラダを半人前ずつ盛って出してくれます。
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これくらいの量だと美味しいなぁ~って。ピクルスは薄いのよん。

でね、このカワイイお皿は、アルザスを代表する画家・Hansi(アンジ)のもので盛り上がり♪
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色々な絵柄を見比べるのも楽しいのデス☆

そして怒涛の肉料理
豚肉(たぶん、モモとかさっぱりした部位)一口カツサイズをソテーしてマスタードソースで軽く煮込んだもの(と思われる)
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鶏とマッシュルームのクリーム煮込み
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「やった!チキンだ!!」と心の中で叫ぶ。だって豚、牛、羊ばっかりだったんだもの。
ホントはクリーム煮とかじゃなくて、皮パリっの焼き鳥でも食べたいところなのよね。
いや、美味しいのよ。クリーム煮も。マッシュルームも。ホントに美味しいんですよぉ・・・

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付け合せのパスタ?のようなモノ。

頑張ればもっと食べられるんだけど、今日はバス移動がまだまだ続くことを思うと無理はしたくないなぁ~
と、控えめに。ワインは赤も注いでもらって、ちびちび飲みつつ、飲み干すのはどうしようかと思っていたら(この時点で入店してから2時間近く経過)

マンステール(munster)が!クミンシードを添えるのが一般的らしい。初心者きさにも食べやすいお味。
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Mセンセイのグラスは既に空っぽなので、ここで役に立って良かったわ。
チーズがあるのにワインが無いなんて、悲しいもんね。

続いてデセール登場。半分ずつでプレートにしてくれました。
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ヌガーグラッセ(メレンゲとクリームにドライフルーツを混ぜて冷やし固めた冷菓)と、アイスクリームのクグロフ。
ヌガーグラッセにはキルシュと思われるリキュールが染み染みなのですが、参戦者の皆様完食☆
お酒は飲まない方でもお菓子は別なのですな♪
クグロフ型アイス、アングレーズを絡ませながら☆
日本でも作ってくれないかなぁ~って思うくらい美味しい!

2時間半近く掛けて、ゆ~っくりとランチを楽しみました。




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